鉄道

北海道フリーパスは本当にお得か?使い方とオススメの使用方法

投稿日:2020年6月14日 更新日:

JR北海道が発売しているフリー切符の中で、最大のフリーエリアと有効期間を誇る「北海道フリーパス」

北海道のフリー切符の中では最大のフリーエリアを誇りますが、値段が大人27,430円と高く、そう気軽に利用できるような切符ではありません。

今回は、この北海道フリーパスの使用方法と、どれぐらい鉄道を利用すればお得になるのか紹介していこうと思います。

北海道フリーパスの概要と利用条件

  • 大人27,430円
  • 発売期間:通年
  • 有効期間:連続7日間(ただし、GWやお盆、年末年始の繁忙期は利用不可)
  • 乗車できる列車:JR北海道の在来線全列車(北海道新幹線と道南いさりび鉄道は不可)
  • 普通車指定席や特急列車の指定席を6回まで利用できる
  • グリーン車には運賃のみ有効で、別途グリーン車指定券の購入が必要
  • 本人以外の使用不可

北海道フリーパスは、JR北海道の在来線全線が対象となっており、特急列車も自由席は期間中何度でも、指定席は6回までなら利用できます。

ただし、新函館北斗~木古内間の北海道新幹線、五稜郭~木古内間の道南いさりび鉄道には利用できません。道内全ての鉄道を利用できる訳ではないので注意が必要です。

指定券は駅の窓口または指定席券売機より発券ができます。特急列車の車内では発券できないので、必ず乗車前までに指定券を発見しておきましょう。

どの程度利用すればお得か?

北海道フリーパスの値段は27,430円なので、7日間で正規の運賃・特急料金の金額を上回ることができればお得になります。

参考までに、札幌から各主要都市へ、特急の自由席を利用した場合の通常料金を並べてみます。
※()は運賃と自由席特急料金の内訳

  • 札幌~旭川:特急ライラック・カムイ
    →4,690円(2,860円/1,830円)
  • 札幌~帯広:特急おおぞら・とかち
    →7,260円(4,840円/2,420円)
  • 札幌~函館:特急北斗
    →8,910円(6,270円/2,640円)
  • 札幌~釧路:特急おおぞら
    →9,460円(6,820円/2,640円)
  • 札幌~網走:特急オホーツク
    →10,010円(7,370円/2,640円)
  • 札幌~稚内:特急宗谷
    →10,560円(7,920円/2,640円)

各都市間の特急移動を3~4回以上行うかが、フリーパス利用の一つの目安といった感じになります。7日間連続で移動し続けなくとも、特急を何度も利用していれば十分お得になる金額かと思います。

仮にもし私が北海道フリーパスを7日間使えるなら、以下のような感じで使ってみたいですね。

  • 1日目に札幌から稚内へ
    →10,560円分の移動
  • 2~3日目は稚内や礼文・利尻島を観光
  • 4日目に稚内から旭川へ
    →8,360円分の移動
  • 5日目に旭川から網走へ
    →8,030円分の移動
  • 5~7日目で網走や知床を観光し、札幌へ戻る
    →10,010円分の移動

途中で鉄道を利用しない日を挟んだとしても、長距離を移動していれば十分フリーパスの元を取ることができます。北海道旅行で一度にいろんな場所へ行きたいという方には最もオススメの切符です。

指定席はどこで使うのが良いか?

北海道フリーパスには、期間中6回までは追加料金なしで普通車指定席を利用できるという特徴があります。使いどころとしては以下のようなケースがオススメです。

  1. 繁忙期や連休中、平日の帰宅時間帯の特急列車
    →自由席は混雑で座れない可能性があるため
  2. 途中駅から特急列車に乗車する場合
    →上記と同様に座れない可能性があるため
  3. 特急カムイの指定席、快速エアポートの指定席
    →Uシートで自由席よりも座席が快適
  4. 臨時列車や観光列車の指定席
    →全車指定席でも追加料金なしで利用できるため

個人的に一番使いどころだと思うのは、混雑が予想される時間帯に乗車する場合と、途中駅からの乗車です。

指定席を利用する一番のメリットは「確実に座席に座れること」なので、まずは確実に座りたい列車の指定券に使用することをオススメします。

そして、回数が余るようなら、座席のグレードが自由席より少し高めの特急カムイや快速エアポートのUシートに使ったり、そもそも全車指定席であることの多い臨時列車や観光列車に利用するのがオススメです。

他に候補となる割引切符

北海道フリーパスは北海道全域で利用できる万能のフリー切符ですが、道北・道東などの特定地域のみ利用する場合や特定区間の往復といった場合は、他に候補となる切符があります。

きた/ひがし北海道フリーパス

道外から飛行機を利用して北海道に来る方で、道北、道東地域の移動がメインの方は、きた北海道フリーパスかひがし北海道フリーパスがお得です。

北海道フリーパスと同様、特急列車自由席も乗り降り自由のフリー切符で、指定席が別料金なのとフリーエリアが限られることを除けば、使い勝手は北海道フリーパスとほぼ同じです。

  • ひがし北海道フリーパスは、帯広・釧路・根室・網走の道東エリアが乗り降り自由で、大人16,380円、U25 (25歳以下割引)12,680円。有効期限5日間
  • きた北海道フリーパスは、稚内・名寄・留萌などの道北エリアが乗り降り自由で、大人13,150円、U25 (25歳以下割引)10,520円。有効期限4日間

各種往復割引切符

JR北海道のお得な切符には、往復割引切符も数多く発売されており、主要都市間の往復が中心なら往復切符を使うのもオススメです。主な往復割引切符は以下の通りです。

  • 乗車券往復割引きっぷ
    →札幌~函館、札幌~釧路・根室など
    ※特急券は別途購入が必要
  • 指定席往復割引きっぷ(Rきっぷ)
    →札幌~網走、札幌~稚内など
  • 自由席往復割引きっぷ(Sきっぷ)
    →札幌~旭川・名寄、旭川~北見・網走など

札幌と各主要駅間の往復であれば利用できる切符も多く、割引率も高いので、利用スタイルに応じてフリーパスと使い分けると良いでしょう。

えきねっとトクだ値・割引切符

えきねっとトクだ値は片道タイプの割引切符であり、事前に購入が必要ですが、高い割引率を誇るお得な切符です。主な列車の割引設定は以下の通りです。

  • 特急北斗
    →札幌・新札幌・南千歳~新函館北斗・五稜郭・函館
     →15%~30%割引
  • 特急おおぞら
    →札幌・新札幌・南千歳~帯広・釧路
     →15%~40%割引
  • 特急宗谷
    →札幌~名寄・南稚内・稚内
     →35%割引
  • 特急オホーツク
    →札幌~遠軽・北見(35%割引)
    →札幌~網走(30%割引)

トクだ値切符は格安の片道切符なので、移動後に別途他のフリーパス(はこだて旅するパスポートや青春18きっぷなど)を組み合わせて使うという方法もできます。

まとめ/北海道全域を周遊するなら最強の切符

北海道フリーパスは7日間、北海道内の全ての在来線と在来特急を利用できる最も汎用性の高いフリー切符です。

値段は27,430円と高いですが、道内をくまなく移動するのであれば、お得度や使い勝手の面でも非常に優秀な切符なので、十分選択肢に入るかと思います。

指定席も6回まで利用できるという特徴も活かして、のんびりと鉄道旅行を満喫してみてはいかがでしょうか?

以上、参考になれば幸いです。

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